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藤原帰一の映画愛

メモリーズ・オブ・サマー 母との絆、初恋失った少年の静かな悲しみ

 思春期。子どもが性に目覚める時ですね。自分の身体が変わってきて、新しい世界が広がる予感がする。これまでわからなかった大人たちの行いも少しずつ見えてきて、すてきな気もする一方で、なんだかいやな、不潔な印象もある。これは、少年が子どもではなくなる人生の季節を捉えた映画です。

 時代は1970年代の夏、舞台はポーランドの地方都市です。主人公は12歳の少年ピョトレック。ちょうど夏休みなので、大好きなお母さんとそばの池で水遊びをしたり、家ではチェス、時にはダンスをしたりして過ごしています。お母さんとピョトレックの2人だけしかいないかのような、幸せで濃密な空間です。

 そのお母さんが、近ごろ、ちょっと変。あなたとチェスをすると負けてばっかりだからなんて言って、前のよ…

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