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eスポーツ「クラロワリーグアジア」日本勢頂上対決はポノスに軍配

【クラロワリーグ アジア2019】ゲームウィズとポノスの一戦に白熱する会場=ソウルのOGN・eスタジアムで2019年6月1日、スーパーセル提供

 リアルタイム対戦型モバイルカードゲーム「クラッシュ・ロワイヤル」(スーパーセル社、以下クラロワ)の公式eスポーツリーグ「クラロワリーグ アジア2019」の第6週の対戦が1日、韓国・ソウルのOGN・eスタジアムで行われ、日本チーム最強の座を懸けて「GameWith(ゲームウィズ)」と「PONOS(ポノス)」が激突した。

 クラロワリーグは昨年3月に発足したプロリーグで、モバイルゲームの公式eスポーツリーグでは世界最大級の規模を誇る。リーグアジアは2シーズン制で、日本、韓国、東南アジアから各4チームが参戦。第1シーズンは6チームずつがA、B両ブロックに分かれ、韓国で総当たり戦を展開し、現在は交流戦を行っている。両ブロックの上位4チームはプレーオフ(決勝トーナメント)に進出し、上位3チームが7月18~21日に中国・西安で行われる国際的なeスポーツ競技大会「World Cyber Games」への出場権を獲得する。

「決着はプレーオフで」

【クラロワリーグ アジア2019】勝負が待ちきれないのか、入場から笑顔が絶えないゲームウィズ(左)とポノスの選手たち=ソウルのOGN・eスタジアムで2019年6月1日、スーパーセル提供

 ゲームウィズは、高校生エース・KK(ケーケー)らの活躍で7勝1敗とAブロック首位と、プレーオフ進出を決めている。一方、昨年世界4位のポノスは、5勝3敗で混戦のBブロック2位に立っている。

 今年ゲームウィズに移籍したROLAPORON(ロラポロン)は古巣・ポノスとの対戦に試合前「めちゃくちゃ燃えている。倒すことで成長した姿を見せたい」と意気込んでいた。一方、ポノスの天GOD(ゴッド)も「シーズンも終盤に差し掛かり、この試合を落とすと1位が遠のいてしまうので、絶対に落とせない」と気合を見せており、入場シーンでは両チームともに笑顔があふれるなど、この一戦を前に待ちきれない様子がうかがい知れた。

 対戦ルールは2セット先取したチームの勝ちで、最大3セットで勝敗を決するBO3(ベストオブ3)形式。第1セットは2対2のチーム戦、第2セットは1対1の個人戦で、2ゲーム先取した方がセットを獲得する。第1、第2セットで決着が付かない場合は第3セットが行われ、3人による1対1形式の勝ち抜き戦で全員倒したチームが勝利する。

【クラロワリーグ アジア2019】みかん坊やに勝利しVサインを見せるロラポロン=ソウルのOGN・eスタジアムで2019年6月1日、スーパーセル提供

 セット1はポノスのRAD(ラッド)・ライキジョーンズ組がユイヒイロ・焼き鳥組にストレートで先勝。セット2はロラポロンがポノスのエース、みかん坊やのミスにつけ込み、2セット連取で勝敗を五分に戻した。

 運命のセット3、ゲームウィズの先鋒(せんぽう)は学業のためここ数試合出ていなかったケーケーが登場したが、ライキジョーンズが封殺。しかし、次鋒のユイヒイロが取り返し、ポノスのエース・みかん坊やに回る。みかん坊やは接戦の末、制限時間終了後にダメージの多さで決着が付くタイブレーカールールで勝利し、大将のロラポロンを引っ張り出した。ロラポロンとみかん坊やの再戦は、みかん坊やに軍配。終盤、勝利を確信したみかん坊やは「来た-」と大きな雄たけびを上げた。

 この結果、ポノスは6勝3敗でBブロック2位、ゲームウィズは7勝2敗でAブロック1位を維持した。

【クラロワリーグ アジア2019】作戦を練るポノスの(左から)みかん坊や、ライキジョーンズ、フチ監督、ラッド=ソウルのOGN・eスタジアムで2019年6月1日、スーパーセル提供

 試合後、勝利したポノスのフチ監督は「ここで負けるとプレーオフ1位進出がほぼ無理になってしまうので、勝って勢いをつけることができて本当によかった。この試合に向けての練習量と気迫は相当なものだった。ただ、(終盤までもつれたのは)作戦としてはよくなく反省点」と引き締めた。試合を決めたみかん坊やは「ロラポロンには第2セットで負けたのでリベンジしたい思いが強くあった。最後に勝ったので僕の勝ちでしょう」とくだけてみせた。

 一方、ゲームウィズのZEROS(ゼロス)監督は「勝ち抜き戦の準備が不足していた。プレーオフに向けて残り2試合でしっかり修正する。プレーオフが本番なので、全力で練習して優勝できるように頑張りたい」と未来を見据えた。一方、みかん坊やに1勝1敗のロラポロンは「(古巣に)成長した姿を見せられたかはわからない。プレーオフで決着をつけたい」と宣言した。

デトネーションはセット3に持ち込むも惜敗

 Aブロック最下位(2勝6敗)の「DetonatioN Gaming(デトネーションゲーミング)」はリーグ序盤に苦戦したものの、前週ポノスをストレートで降すなど上り調子。Oda(オダ)監督は「残り全勝すればプレーオフの目はある」と必勝を誓っていた。

 この日は東南アジアの強豪KIX(キックス、Bブロック5勝3敗で3位)と対戦。セット1はピラメキとHANE×HANE(ハネハネ)のペアが登場。ゲーム1は敗れ、ゲーム2を取り返し、ゲーム3に持ち込んだが、一歩及ばなかった。

【クラロワリーグ アジア2019】奮闘するデトネーションゲーミングのレイヤ=ソウルのOGN・eスタジアムで2019年6月1日、スーパーセル提供

 セット2は好調のReiya(レイヤ)がストレート勝ちし五分に戻す。セット3はピラメキ、天ぷらが連敗。3連勝が必要な中、レイヤが一矢報いるが、2人目を相手に力尽きた。

 この結果、デトネーションゲーミングは2勝7敗でAブロック最下位、キックスは6勝3敗でBブロック3位となった。

 試合後、オダ監督は「ゲーム全体を通して相手が一枚上手だった。勝ち抜き戦の経験が足りず、地力の差が最後に出てしまった」と敗因を分析。奮闘したレイヤは「勝てる試合だった。連戦になると集中力が保てなかった。それでは話にならない。安定して力を出せるようにしたい」と誓った。今後について、オダ監督は「残り2戦を勝つことも大事だが、シーズン2に良いスタートが切れるように準備していきたい」と語った。

 試合のなかった「FAV gaming(ファブゲーミング)」は、現在Bブロックで3勝5敗の5位。プレーオフ進出への望みをつなぐべく、2日に東南アジアの「Bren Esports(ブレンイースポーツ)と対戦する。

 「クラロワリーグ アジア2019」は残り2週。プレーオフ進出を懸け激烈な戦いが続く。【兵頭和行、平野啓輔】

クラッシュ・ロワイヤル

 スマートフォンとタブレットで遊べるカードゲームで、世界中のプレーヤーとリアルタイムで対戦できる。ゲームはプレーヤー同士が自ら選択した8枚で構成されるキャラクターのカードデッキを使って、制限時間内に相手のタワーを一つでも多く破壊した方に軍配が上がる。

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