おおたユニバーサル駅伝

笑顔でたすきつなぐ 小学生→車いす利用者→視覚障害者… /東京

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選手に拍手しながら声援を送る参加者ら=大田区の平和の森公園で、滝川大貴撮影
選手に拍手しながら声援を送る参加者ら=大田区の平和の森公園で、滝川大貴撮影

 障害のある人もない人も、子供も高齢者も、みんなで助け合って1本のたすきをつないだ。大田区の平和の森公園で2日に開かれた「第12回おおたユニバーサル駅伝大会」(NPO法人ジャパンユニバーサルスポーツ・ネットワーク主催、毎日新聞社など後援)。新緑のコースには、笑顔の輪が次々と広がった。【森健太郎】

 チームは選手5人、伴走サポーター5人の計10人を基本とし、年齢や障害の有無、種類に応じて主催者があらかじめ編成したチームの数は30に上った。メンバーは当日発表。初対面同士の仲間でチーム名や目標タイムを決めて本番に臨んだ。速さを競うわけでなく、主催者が事前に設定したタイムに最も近いチームが入賞となる。

 開会式では、ボランティアも含めた約800人を前に、主催NPOの李節子理事長が「参加する一人一人の力がこのフィールドで融合し、大きな笑顔になる。その笑顔が地域力となり、今後のさまざまなステージで発揮されることを期待したい」とあいさつした。

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