メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

旧優生保護法を問う

「真の啓発へ」実名明かす ハンセン病元患者・藤崎さん 不妊手術被害、半生語る /青森

妙子さんの部屋に立ち寄るのが藤崎さんの楽しみという。猫の「リンリン」の写真を壁に飾っている=青森市の松丘保養園で

 旧優生保護法(1948~96年)下で不妊手術を受けた元ハンセン病患者で、青森市石江の国立ハンセン病療養所「松丘保養園」で半世紀以上暮らしてきた藤崎幹夫さん(84)が毎日新聞の取材に初めて実名で応じ、自らの半生を語った。社会の偏見を恐れ、これまで本当の名前を明かしてこなかったという。年を重ね思いが変わったといい、「悪いのは差別を植え付けた法律。堂々と名乗らなければ、本当の啓発にはならない」と語る。【岩崎歩】

 東北新幹線が停車する新青森駅から数キロの場所にある「松丘保養園」。園内からは八甲田山や陸奥湾が一望できる。入所して59年。8畳の部屋には、妻妙子さん(82)と以前、大事に育てていた猫の「リンリン」の写真が一枚飾ってある。20年間一緒に暮らし、数年前に旅立った。「自分たちの子どものようでした。誤った法律で私たちは子どもを持つことさえかなわなかった」

この記事は有料記事です。

残り1325文字(全文1705文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「西大寺会陽」無観客で開催へ 日本三大奇祭の一つ 「宝木」争奪戦も中止 岡山

  2. 安倍前首相、自身への事情聴取要請「聞いていない」 「桜」前夜祭

  3. 新型コロナ GoToトラベル延長 来年6月まで 政府方針

  4. 新型コロナ GoToトラベル 東京発着解約、13日まで無料

  5. 安倍前首相本人に任意聴取を要請 「桜を見る会」前夜祭 東京地検特捜部

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです