メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

悲劇繰り返さぬために

6・28ハンセン病家族訴訟判決/中 子や孫にも言えず 原告の大半、氏名伏せる

亡くなった父の写真を見る男性(右)と弟。男性は「ハンセン病のことは家族内でも話さなかった。訴訟をきっかけに初めて弟も同じ苦しみを抱えていることを知った」と語る=徳島県内で2月、山本有紀撮影

 ハンセン病元患者だった父が亡くなった14年前、徳島県の男性(71)は「これで『らい』と縁が切れる」とほっとした。しかし、秘密を抱えて生きるつらさは、家族訴訟の原告となった今も変わらない。

 小学6年の時、父は香川県の小島にある国立療養所「大島青松園」に収容された。保健所は自宅が真っ白になるまで消毒した。うわさは数日で広まり、小学校で仲間外れにされた。2年後に別の地域に転居すると、母は男性と弟に命じた。「父は死んだと言いなさい」

 25歳で結婚し、3年して妻に父のことを打ち明けた。驚きながらも受け入れてくれ、家族で青松園に面会に…

この記事は有料記事です。

残り913文字(全文1178文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. センター試験中スマホ取り出し見つかる 「わからない問題検索しようと」 全科目成績無効

  2. 7カ月乳児が9階から転落死 母親と訪ねた大阪の市営住宅から

  3. 平成の事件ジャーナリズム史 (2)綾瀬女子高生コンクリート詰め殺人事件 メディアと被害者との溝、一挙に可視化

  4. 余録 鉄道会社が列車の5分遅れを「おわび」し…

  5. オリオン座ベテルギウス、寿命が尽き超新星爆発?異常な暗さにネット上で臆測 専門家は否定

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです