岩手県立博物館

Wの悲劇 文化財無残 無断切り取り、被害自治体憤慨

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岩手県奥州市の白鳥舘遺跡から出土したくぎとみられる文化財(右)などのX線写真。見た目は修復されていたが、X線写真では無断で切り取られたW形の跡が浮き上がっている=関係者提供
岩手県奥州市の白鳥舘遺跡から出土したくぎとみられる文化財(右)などのX線写真。見た目は修復されていたが、X線写真では無断で切り取られたW形の跡が浮き上がっている=関係者提供

 文化財を守るはずの博物館が、貴重な出土品をひそかに切り取っていた。岩手県立博物館は4日、200点もの無断切り取りを認め、その理由について「通常の手続きで了承を取っていると思った。伝達不足だった」と内部の連絡ミスとの釈明を重ねた。切り取られた形状から、関係者は「Wの悲劇」と呼んでいたといい、文化財を預けた自治体にも大きな衝撃を与えている。【藤井朋子、小鍜冶孝志】

 「なんのために」「どこまでやっているのか」。県立博物館学芸員による無断切り取りに、自治体の担当者からは疑問の声が噴出した。

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