「救急」運営へ異例のクラウドファンディング 大阪・高槻のセンター 運営費2000万円募る

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大阪府三島救命救急センター=大阪府高槻市南芥川町で2019年6月5日午前9時35分、山本真也撮影
大阪府三島救命救急センター=大阪府高槻市南芥川町で2019年6月5日午前9時35分、山本真也撮影

 医師不足による運営難に直面している大阪府三島救命救急センター(同府高槻市)は5日、医師の人件費などに充てる運営費2000万円を、インターネットで寄付を募るクラウドファンディング(CF)で集めると発表した。医療機関が研究や機材購入などに活用する例はあるが、運営費を対象にするのは異例という。

 記者会見した同センターの小畑仁司所長は「救命救急センターは患者が来る来ないにかかわらず、24時間すべてのスタッフをスタンバイさせなければならず、非常に経費がかかる」と説明。「現状では地域の救急医療の最後のとりでを守るのが難しいので決断した」と語った。

 同センターは1985年に開設。24時間無休で年間約900人の重症救急患者を受け入れている。総合病院を母体とせず、国や府、地元3市1町の補助金(年間約6億円)を基にした財団法人が運営する「独立型」といわれる珍しい運営形態をとっているが、経営基盤が弱いことが指摘されてきた。医師の確保も年々難しくなっており、かつては20人以上いた常勤医師が今年4月に14人となり、41病床のうち、30床前後の受け入れし…

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