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錦織、日本人86年ぶり4強逃す ナダルにストレート負け 雷雨中断後も流れ変えられず(スポニチ)

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テニス 全仏オープン第10日(2019年6月4日 パリ・ローランギャロス)

 男子シングルス準々決勝で、第7シードの錦織圭(29=日清食品)は第2シードのラファエル・ナダル(33=スペイン)に1―6、1―6、3―6のストレートで敗れた。1月の全豪の準々決勝に続き、8強で敗退。日本男子として1933年の佐藤次郎以来86年ぶりの4強進出を逃した。7月1日開幕のウィンブルドン選手権に向け、次は芝コートのゲリー・ウェバー・オープン(17日開幕、ドイツ・ハレ)に出場する予定だ。

 雷雨が収まり光が差しても、錦織が流れを変えることはできなかった。第2セットまでは7度あったサービスゲームで6度もブレークを許す最悪の展開。第3セット2―4とリードされた時点で、空を厚い雲が覆ったため試合が中断した。直後に激しい雷雨に見舞われ、再開は約1時間10分後。そこから、わずか10分で仕留められ「最初の2セットはぶっちゃけコート上にいるのがつらかった。雨が降ってコーチと話をして、やることが明確になり、少し光が見え始めた。逆に最後の方はもう少しやりたかった」と唇をかんだ。

 限界だった。3回戦は4時間26分を要し、4回戦は日没順延により2日がかり。日をまたいだ激戦のしわ寄せで、この日で3日連続の試合だった。4回戦までの合計試合時間は錦織が13時22分で、ナダルが9時間8分。錦織は第2セット後に右腕付近を気にして、トレーナーを呼ぶなど体は悲鳴を上げる寸前だった。「タンクに残っていた力は15とか20ぐらい。(ランキング上位選手とやる時は)毎回、体の限界がきている」。1月の全豪でも4回戦までに消耗戦を繰り返し、準々決勝のジョコビッチ戦は途中棄権。今大会前は省エネで“1週目”を乗り切ることを目標に掲げていたが、簡単ではなかった。

 11度の優勝を誇るナダルとの対戦成績は2勝11敗。クレーでは5戦全敗で、うち4試合がストレート負けとなった。試合中は外国人の観客から日本語で何度も「ガンバレ」のコール。ここまで4試合中3試合は地元フランス勢との完全アウェーの戦いを強いられてきたが、この日は皮肉にもアンダードック効果で、より多くの声援を浴びた。

 日本男子86年ぶりの4強進出を逃したが、昨年のウィンブルドン選手権からグランドスラム4大会連続で8強進出を果たした。錦織のほかにはナダルとジョコビッチ(セルビア)しか達成していない。「クレーの戦いでは今大会が一番よかった。調子はちょっとずつ上げていけたと思う。100%は納得できないが、テニスが良くなっているのは事実。フォア(ハンド)も良くなっていたし、クレーでのプレーの感覚は確実にこの2週間は良かった。ポジティブでいられる要素。次は芝ですけど、良い気分で入れる。しっかり休んでまた頑張りたい」。今回が37回目のグランドスラム出場。悲願の初優勝は、またもやお預けとなったが、表情はすがすがしかった。(スポニチ)

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