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復曲能「真名井原」 大胆演出、明快に祭神表現 5月18日・元伊勢籠神社 /京都

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元伊勢籠神社の特設舞台で演じられた復曲能「真名井原」=京都府宮津市で、澤木政輝撮影
元伊勢籠神社の特設舞台で演じられた復曲能「真名井原」=京都府宮津市で、澤木政輝撮影

 宮津市大垣の元伊勢籠(この)神社は天橋立の北側に位置し、伊勢に奉斎される前の内宮、外宮が4年間ともに祭られたという山陰道随一の古社である。この度ご鎮座1300年式年大祭が執り行われたが、現在の奥宮の地に外宮の祭神・豊受大神(とようけのおおみかみ)が祭られたのはさらに古く神代の昔とされる。同神が伊勢に移った後、主祭神となった彦火明命(ひこほあかりのみこと)の直系の子孫が代々、神職を継承し、昨年11月に就任した海部穀成(あまべよしなり)宮司で83代目という歴史を刻む。式年大祭の当日、境内の特設舞台で、神社の由緒を物語る復曲能「真名井原(まないのはら)」が上演された。

 「真名井原」は天正11(1583)年に当地の領主だった細川忠興(ただおき)の前で上演された記録があるが、その後は途絶えていたようだ。小林健二・国文学研究資料館名誉教授の監修で観世流の片山伸吾が復曲し、自らシテを勤めた。伸吾の復曲は一昨年の「わたつみ」に続き2曲目である。

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