<くらしナビ 医療・健康>
「歩いていると、股の間にピンポン球を挟んだような感じがする」--。そんな時は、子宮やぼうこう、腸などが外に飛び出ている恐れがある。「ペリネケア」編の2回目は、骨盤底筋の衰えによって生じる「骨盤臓器脱」について取り上げる。
●子宮脱、手術で完治
大阪府茨木市の主婦(68)は、60歳を過ぎたころ、膣(ちつ)から何か出ているような違和感があった。フランス発祥のスポーツで、6~10メートル離れた標的のボールに鉄球を近づけて点数を競う「ペタンク」を始めて10年ほどたったころだった。ペタンクは約700グラムの鉄球を下から投げるため、下半身に力が入る。ボールの位置を把握するため歩くことも多く、「股に異物感があり、体に何か大きな問題があると思って心配だった」と振り返る。
それでも「出血や痛みはなかった」ため受診を先送りした。しかし、臓器脱についての新聞記事を目にしたこ…
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