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ラインブレーク

ラグビーでは相手の防御ラインを突破することを「ラインブレーク」と呼ぶ。9月20日開幕のW杯日本大会に向け、壁を突き破り新たな領域に踏み出す鍵を考える。第1部「ジャパンの足跡」では、過去のW杯について当時の選手が振り返る。

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ラインブレーク

ラグビーW杯日本大会 第3部 隣の芝生から/6止 元サッカー日本代表・森岡隆三さん(43)

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=大谷津統一撮影
=大谷津統一撮影

社会過熱、プレーに集中 自国開催の重圧、リーチに助言

 キャプテンとして自国開催のワールドカップ(W杯)をどう迎えるか。サッカー元日本代表の森岡隆三さん(43)=J1清水アカデミーアドバイザー=は昨秋、ラグビー日本代表のリーチ・マイケル主将(30)=東芝=から問いかけられた。

 親交のある元東芝の森田佳寿さんを通じ、対面が実現。2002年W杯日韓大会で日本の主将を務めた森岡さんは「社会が過熱し、自分を見失いがちになる。余計な情報は入れずプレーに集中するよう心掛けた」と率直に語った。真剣に耳を傾けるリーチからは強い決意が伝わってきた。

 日韓大会で日本は初めて16強入りしたが、栄光の陰で森岡さんはベルギーとの初戦で負傷。精神的に追い詰められる中、ベテランの中山雅史(沼津)、秋田豊さん(元鹿島)が仲間を鼓舞し、雑用をこなす姿に励まされた。ベンチスタートが続いた森島寛晃さん(元セ大阪)が1次リーグ最終戦で先制ゴールを決めた瞬間は跳び上がって喜んだ。「W杯中でもチームは成長できる。指導者の戦術を上回るものを選手が生み出すには協調性が欠…

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