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不適切報道なぜ流れたのか 読売テレビ「性別確認」 ブラック労働と視聴率競争の果て

読売テレビ「かんさい情報ネットten.」の不適切放送を巡る流れ

 夕方のニュース番組内の街頭ロケコーナーで、一般の人の性別をしつこく確認する不適切な内容を放送した読売テレビ(大阪市)の「かんさい情報ネットten.」の問題。性的少数者への社会的理解が進むなか、プライバシーの侵害で放送倫理に反すると批判が広がった。7日で放送から4週間。読売テレビは社内で検証を進めているが、事前チェックはなぜ働かなかったのか。経緯と背景を探った。【倉田陶子、山田夢留、屋代尚則】

 コーナーはお笑いコンビ「藤崎マーケット」が街頭で人々の迷いや悩みを聞き出す内容。問題の取材は4月16日夜、大阪市の阪急十三駅周辺の繁華街で行われた。5月10日の生放送では、飲食店員から「(常連客に)男の人か女の人か聞いて。ずっと疑問やねん」と頼まれた藤崎マーケットが、居合わせた客にフルネームや交際相手の有無を尋ねた上で、本人の同意を得て胸を触ったり、身分証明書を提示させたりする様子がVTRで流れた。

 番組に出演した作家、若一光司氏は放送中に「許し難い人権感覚の欠如。個人のセクシュアリティーにそういう形で踏み込むべきじゃない。報道番組として、ちゃんと考えろよ」と制作陣の姿勢を叱責。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などでも批判が広がり、読売テレビは13日の番組冒頭で乾佐登司報道局長らが謝罪、コーナーを休止した。

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