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若い頃、技術移転(テクノロジー・トランスファー)に関する資料をつくらされたのだが、その趣旨は、いかに先進国から技術をトランスファーし、途上国の産業振興を効果的に実現するかといった趣旨だった。
互いの製品に高関税をかけ合う米中の貿易戦争は、まさに技術情報の不正な手法による移転ではないかという米国の訴えに始まっている。中国に対する米国の膨大な貿易赤字が前提としてあるのだが、ITのプラットフォームをつくることで覇権を握るという20世紀後半に米国が模索し、実現している戦略に対する中国の挑戦をいかに潰すのかといった覇権戦争の様相を呈している。米国にとっては、経済や貿易といった視…
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