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データ革命

崩れる「一物一価」

 ◆「AIチケット」1円刻み

 「少し席がずれるだけで値段がこんなに違うとは」。横浜市に住む越智純一さん(70)は、タブレット端末で福岡ソフトバンクホークスの観戦チケットを検索して驚いた。4月10日水曜日のソフトバンク対北海道日本ハムファイターズのチケットは、一塁側10列目の通路近くは7395円だが、3席奥にずれると6400円と995円安い。同ブロックの一般販売価格は8000円のため、最大で1600円の差となる。

 越智さんが目にしたのは、ソフトバンクが1月から導入した「AIチケット」だ。需要によって価格を変動させる「ダイナミックプライシング(DP)」の技術を活用し、試合日時や対戦相手、登板する投手や席種などを人工知能(AI)で分析、最適なチケット価格を個席ごとに導き出す。通路から離れた席は売れ残る可能性が高いため1円刻みで安くしたり、試合日が近づくにつれて徐々に値段を下げたりと細かい価格設定が可能だ。

 膨大なデータをリアルタイムで収集・分析できる時代になり、「一物一価」が崩れつつある。これまで需要に応じた価格を設定できるのは、航空券やホテルの季節変動などに限られていた。しかし、AIの登場によって膨大な販売データを分析することで、商品ごとの値決めが可能になった。

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