レーダー照射「棚上げ」自民党内から不満 日韓防衛相会談 河野外相は擁護

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握手する岩屋毅防衛相(右)と韓国の鄭景斗国防相=シンガポールで2019年6月1日(韓国国防省提供)
握手する岩屋毅防衛相(右)と韓国の鄭景斗国防相=シンガポールで2019年6月1日(韓国国防省提供)

 今月1日にあった非公式の日韓防衛相会談を巡り、レーダー照射問題を事実上、棚上げした岩屋毅防衛相に「身内」の自民党内から不満が出ている。岩屋氏を非難する動画公開が相次ぎ、党の会合で今夏の参院選への悪影響を懸念する声も上がった。

 「怒りに身が震えている。(岩屋氏は)パフォーマンス的に頑張っているふりを見せたいだけだ。お前はどこの大臣だという話だ」

 元航空自衛官の宇都隆史参院議員は6日、YouTube「日本文化チャンネル桜」で公開された約18分間の動画で、岩屋氏への批判を繰り返した。韓国軍が今年1月に「他国の哨戒機などが3カイリ(約5.5キロ)以内に近づいた際にレーダーを照射する」との規則を設けたとする報道に触れ、「自衛隊員を危険にさらしている。規則の取り下げの算段ができてから会談をやるべきだった」と訴えた。

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