大気汚染予測使い「アレルギー対策」 「濃度把握でマスク着用などで」 聖路加国際大などの研究
毎日新聞
2019/6/7 11:45(最終更新 6/7 12:36)
有料記事
645文字
- Twitter
- Facebook
- はてなブックマーク
- メール
- リンク
- 印刷

気象庁が解析した中国大陸から飛来する大気汚染物質の予測濃度を活用すれば、呼吸器などへのアレルギー対策を取ることができるとの研究結果を聖路加国際大などの研究チームが発表した。予測濃度と健康調査を比較すると、工場の焼却炉などから発生する硫酸塩の濃度が高いと、低い時に比べ健康被害の表れるリスクが最大で約6倍になったといい、「濃度を把握すればマスク着用などで予防できる」としている。
チームは2011年10~11月、鳥取県米子市に住む男女29人に目や鼻、喉、呼吸器、肌の症状、頭痛などについての自覚症状をアンケート調査。「無症状」から「極度」まで6段階に分け、2カ月間の日々の症状を報告してもらった。
この記事は有料記事です。
残り347文字(全文645文字)