特集

プライム司法

司法にかかわるさまざまな話題を伝えます。

特集一覧

記者のこだわり

障害とともに(2)~電動車椅子の弁護士 135センチの目線から

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
電動車椅子に乗り、ヘルパーとともに東京地裁の公判に向かう菅原崇弁護士=東京・霞が関の東京地裁前で2019年2月1日、蒔田備憲撮影
電動車椅子に乗り、ヘルパーとともに東京地裁の公判に向かう菅原崇弁護士=東京・霞が関の東京地裁前で2019年2月1日、蒔田備憲撮影

24時間介助を必要とする弁護士として

 2019年2月、東京地裁で開かれた刑事裁判。弁護人や検察官が入るドアから、菅原崇弁護士(45)が電動車椅子で入廷した。付き添った女性が菅原さんの上着を脱がせ、弁護人席の机上に書面を並べた。この日は、証人尋問。多くの場合、弁護人は席から立ち上がって尋問するが、菅原さんは座ったまま。手を動かすことができないため、女性が菅原さんの合図に従って書面をめくっていく。

 菅原さんは全国でも珍しい「重度身体障害のある弁護士」。着替えや食事、トイレ、外出、移動……。どんな時も介助が必要だ。法廷にも、法曹資格のないヘルパーが付き添う。菅原さんは約10年前に交通事故に遭い、体が不自由になってから、一念発起して弁護士になる目標を達成した。菅原さんを突き動かした原動力と、バイタリティーあふれる活動の様子を追った。【東京社会部・蒔田備憲】

この記事は有料記事です。

残り5853文字(全文6232文字)

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る

注目の特集