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欧州議会選 「緑の党」躍進は何を意味するのか

欧州議会選の速報を聞いて喜ぶ緑の党のアンナレーナ・ベーアボック代表(前列右から2人目)ら=ベルリンで5月26日、AP

 5月23~26日に行われた欧州議会選挙のサプライズの一つは、「緑の党」系環境政党の躍進だった。左右の中道勢力が初めて過半数を割って分極化が進んだ欧州議会で、4番目に大きな会派として多数派形成の鍵を握る。気候変動の危機を最も大事な政治課題と位置づける若者たちが、欧州に「緑の波」をもたらした。

 緑の党の躍進を報じた複数の欧州メディアは「グレタ効果」と呼んだ。スウェーデン人の少女グレタ・トゥーンベリさん(16)が契機になった気候変動の危機を訴える若者たちによる抗議活動が、緑の党の支持拡大に影響したとの見方だ。

 一連の抗議活動は10代の若者たちが各地で火付け役となったが、参加者の層は親の世代などにも広がった。欧州議会選さなかの24日には世界規模でデモが連動し、主催者団体によると世界で180万人が参加した。域内の市民を対象に実施した欧州連合(EU)の世論調査では、気候変動対策を選挙の主要な争点と考える人の割合は、この半年間で若者と高学歴層を中心に上昇している。

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八田浩輔

ブリュッセル支局 2004年入社。京都支局、科学環境部、外信部などを経て16年春から現職。欧州連合(EU)を中心に欧州の政治や安全保障を担当している。エネルギー問題、生命科学と社会の関係も取材テーマで、これまでに科学ジャーナリスト賞、日本医学ジャーナリスト協会賞を受賞(ともに13年)。共著に「偽りの薬」(毎日新聞社)。Twitter:@kskhatta

八田浩輔

2004年入社。京都支局、科学環境部、外信部などを経て16年春から現職。欧州連合(EU)を中心に欧州の政治や安全保障を担当している。エネルギー問題、生命科学と社会の関係も取材テーマで、これまでに科学ジャーナリスト賞、日本医学ジャーナリスト協会賞を受賞(ともに13年)。共著に「偽りの薬」(毎日新聞社)。

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