メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

今週の本棚

湯川豊・評 『ここから世界が始まる トルーマン・カポーティ初期短篇集』=カポーティ著、小川高義・訳

 (新潮社・2052円)

 自分のような非専門家が、天才作家のごく若い頃の習作について感想を述べる。場違い、という思いが強い。しかし、いいたいこともたしかにあって、たとえば私自身がそうであったように、読むことをためらっている方々があるとすれば、面白いから、とにかく読んでみてください、とお勧めしたいのだ。

 カポーティ自身が、「その気になって書き出したのは、十一歳の頃だった」といった。「ほかの子が学校から帰ってバイオリンやらピアノやらの練習をするようなもので、僕は帰ってから毎日三時間くらいは書いた。夢中になって書いた」。ランダムハウスの編集者エバーショフが、すぐれた「編集後記」でこの有名なエピソードを紹介している。

この記事は有料記事です。

残り1153文字(全文1461文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 「政権の終わりが見えた」支持率急落、自民主流派も首相を公然と批判

  2. 大阪モデル基準変更 吉村知事「誤解与えないため」、山中さん「信頼揺らぐ」

  3. 「アベノマスク着用」 中学校で配布プリントに記載、保護者に謝罪 埼玉・深谷

  4. 不手際連発の安倍政権に募る不満 「平時と変わらぬ対応」の不人気

  5. 全国移動は6月19日からOK 政府、経済活動再開の指針公表

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです