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香港大規模デモ、主催者発表で103万人参加 返還後の最大級に

午後2時半に始まったデモは、午後8時を過ぎても人の波が道路を埋め尽くしていた=香港中心部で2019年6月9日午後8時8分、福岡静哉撮影

 香港で9日、刑事事件の容疑者を中国本土に引き渡せるようにする「逃亡犯条例」改正に反対する大規模デモがあった。主催者発表で103万人(警察発表は24万人)が参加し、1997年に香港が英国から中国に返還されて以降、最大級のデモとなった。終了後、一部学生が香港立法会(議会)周辺で座り込んだが、香港メディアによると、警察は10日未明、刺激物を含んだスプレーを噴射するなどして強制排除。学生と警察の双方にけが人が出た他、各所で激しく抵抗した学生らが身柄を拘束された。

 条例改正について、香港市民の間には「冤罪(えんざい)で拘束され、中国本土で公平ではない裁判にかけられる」との懸念が強まっている。香港の人口は約740万人のため、主催者発表通りなら7人に1人の市民が参加した計算。市民らは「悪法を撤回しろ」「香港の自由を守ろう」などと叫びながら、中心部の政府庁舎前までの約4キロを行進した。デモは午後2時半(日本時間午後3時半)から始まり、夜遅くまで幹線道路を埋め尽くした。

 反対運動は民主的な選挙制度の実現を求めた「雨傘運動」(2014年)以来の盛り上がりを見せており、この日のデモには「雨傘運動」に参加した多くの若者らも加わった。

 香港政府は条例改正について、中国本土で罪を犯して香港に逃げ込む容疑者を効果的に摘発するためだと説明。6月中に親中派が多数を占める立法会で成立させることを目指しており、中国政府も支持している。ただ、中国本土でのトラブルなどに巻き込まれた企業関係者らも引き渡し対象になる恐れがあるため、立法会では経済界の支援を受ける親中派の一部が慎重な姿勢を見せている。【香港・福岡静哉】

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