これはいい土産…形は九州 伝統織物の生地を埋め込んだピンバッジ じわじわと人気

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九州各地の伝統織物を「九州」の形にしたピンバッジを手にする綿瀬さん。右から博多織、久留米絣、小倉織、綾の手紬=北九州市戸畑区で2019年4月5日午後3時10分、山本泰久撮影
九州各地の伝統織物を「九州」の形にしたピンバッジを手にする綿瀬さん。右から博多織、久留米絣、小倉織、綾の手紬=北九州市戸畑区で2019年4月5日午後3時10分、山本泰久撮影

 九州の形をした金属に博多織や小倉織など伝統織物の生地を埋め込んだピンバッジが、じわじわと人気を集めている。北九州市戸畑区のアクセサリーメーカーが今春から販売したところ、転勤族らの記念品や九州土産として好調な売れ行き。6月16日の「父の日」に向けネクタイピンも開発し、将来は全国の織物をピンバッジにしてその魅力を伝えたいと夢を膨らませている。【山本泰久】

 九州をかたどったピンバッジ(縦約2.7センチ、横約2センチ)を製造するのは、専業主婦だった綿瀬麻意子さん(47)が2017年1月に起業した会社「Itohen・M(イトヘンエム)」。九州・沖縄8県の「8」と九(9)州の「9」を掛けると「72」になることから、「72 nana―tsu(ナナツ)」と名付けた商品には、九州・沖縄各地の伝統織物を広くアピールしたいという思いを込めた。2月に博多織と小倉織で…

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