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すくすくシャンシャンに「ほっと」 誕生時から見守る上野動物園の前副園長

シャンシャンの成長を振り返る上野動物園の前副園長で、現多摩動物公園園長の渡部浩文さん=東京都日野市の多摩動物公園で、森健太郎撮影

 順調な成長を見せるシャンシャン。誕生時から間近で見守ってきた獣医で上野動物園の前副園長、渡部浩文さん(51)=現多摩動物公園長=は「健康に育ってくれてほっとしている。母親のシンシンや飼育員にも、感謝したい」と語った。

     パンダの繁殖は極めて難しいとされる。繁殖期は2~5月の数日間に限られ、子どもが生まれても、感染症になりやすかったり、母親に潰されてしまったりするケースもある。

     「明日生まれるんじゃないか」。シャンシャンが生まれた2017年6月12日の前夜、担当者からの連絡で園に駆けつけた。体長14センチほどの姿は、母の大きな胸に抱かれよく見えないが、「キー、キー」という独特の鳴き声は確かに聞こえた。

     「ずっと気が気じゃありませんでした」

     シンシンが12年夏に産んだ赤ちゃんは、肺炎で6日後に死んでしまっただけに、生後3カ月までは飼育員が24時間態勢で見守った。シンシンもうまく母乳を与えてくれて、野生により近い環境で育てることができた。

     渡部さんは、中国側とも頻繁に連絡を取り「タケノコを与えるといい母乳が出る」とのアドバイスも受けた。でも、春を過ぎると手に入らなくなってしまい、全国の産地を探して確保に奔走した。

     「多くの方が我が子のように見つめてくれている。立派な母であるシンシンの血を受け継いでいるので、いずれは次の命にも期待したい」と話した。【森健太郎】

    シャンシャンの成長の歩み

    2017年6月12日 自然交配で誕生

         14日 初測定で体重147グラム、体長14.3センチ

       9月25日 名前が公募で「シャンシャン」に決定

       12月19日 一般公開始まる

    18年12月10日 独り立ちのため母親から離れて終日別居に

    19年 4月 5日 体重が50キロ突破

       5月31日 中国への返還期限が2020年12月末まで延長

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