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令和 平和への祈りうるわしく 国文学者・中西進さんに聞く

インタビューに答える中西進さん=京都市上京区で2019年6月4日、大西達也撮影

 新元号「令和」の考案者とされる国文学者で万葉集研究の第一人者、中西進さん(89)が京都で毎日新聞のインタビューに応じた。中西さんは令和の意味について「うるわしく平和な時代を生きていく願いがこもった元号だ」と述べた。

 昭和ヒトケタ世代である。敗戦の2年前までいた広島の原爆で同級生を失い、東京では毎夜のように空襲に身を縮めた。玉音放送は勤労動員で働いていた軍需工場で聞く。そうした戦争体験を明かしながら「憲法9条改正など私たちにはありえない。世界の真珠だ」と語った。

 中西さんは「戦争のなかった平成の時代をさらにバージョンアップさせる方法こそ政治家たちは論じ合うべきでしょう」と今の政治に苦言を呈し、国際性に富み、開かれていた万葉の精神を令和の時代の日本に生かしてほしいと訴えた。【鈴木琢磨】

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