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研究現場は今

第1部 博士/1 人材減少、揺らぐ基盤 高学歴ワーキングプアなど問題 /京都

ノーベル医学生理学賞の受賞が決まり、記者会見する本庶佑・京都大高等研究院特別教授。基礎研究の重要性と若手研究者育成の必要性を訴えた=京都市左京区の京都大で2018年10月1日、川平愛撮影

 第一生命が毎年行っている「大人になったらなりたいもの」調査で、2018年は3位に「学者・博士」が入っていた。日本はノーベル賞受賞者を多く輩出しており、博士や学者に対してポジティブなイメージがあるのか、この調査では1989年から断続的に上位10以内にランクインしてきた。しかし、博士号を取得しても必ずしも学者になれるわけではなく、未来も約束されていない。今、「博士」を志す人が減っている。

 国内の博士後期課程(以下、博士課程)進学者は2003年度の約1万8000人をピークに減少している。16年度には1万5000人を割り、18年度は前年度より増えたものの1万4903人にとどまった(18年度学校基本調査)。「科学技術指標2018」によると、14年度の人口100万人当たりの博士号取得者数は欧米や韓国などの主要国の半数程度。08年度との比較で減少した主要国は日本だけだった。

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