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バリアフリー推進「らくらく入店の会」 原田泰治さんら結成 長野・諏訪

「らくらく入店の会」結成を発表する(左から)鎌田實さん、原田泰治さん、小島信勇さん、宮坂恒太朗さん=長野県諏訪市役所で2019年6月11日午前10時2分、宮坂一則撮影
自身がデザインしたオリジナルのロゴマークを披露する原田泰治さん=長野県諏訪市役所で2019年6月11日午前10時43分、宮坂一則撮影

 障害がある人もお年寄りも誰もが街に出やすい諏訪に――。こんな願いを込め、画家でグラフィックデザイナーの原田泰治さん(79)や諏訪中央病院名誉院長で作家の鎌田實さん(70)ら4人が11日、店舗や施設のバリアフリー化を推進する「らくらく入店の会」を結成した。まずは入店できるよう、1店舗でも多く入り口にスロープを設置してもらうことを主眼に、運動が諏訪から全国に広がることを期待している。

 この日、長野県諏訪市役所で記者会見した原田さんは「バリアフリーはまだまだ満足できるものではなく、最初に階段があるため入店できないお店が多い」と指摘した上で「一店舗でも多くスロープを作ってもらい、この運動が静かな湖面に石を投げた時のように、波紋がどんどん広がっていけば」と力を込めた。

 原田さんは3カ月ほど前から「令和の幕開けとともに諏訪地方も、段差を無くして誰もが買い物や食事を楽しむまちづくりができないか」と構想。趣旨に賛同した鎌田さんは「人生100年時代。障害があっても街に出て行けるまちづくりを、諏訪地方が先頭を切って推進できれば、もっと諏訪にも人を呼び込めるのでは」と話し、運動の広がりと自治体の支援に期待した。

 発起人で、パーキンソン病を発症しているばね製造「ミクロ発條」(諏訪市)会長、小島信勇さん(78)は「孫と食事に行ってもなかなか入る店がない。多くの店で『らくらく入店』が進んでほしい」。難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を10年前に発症して車椅子生活を送る本金酒造(諏訪市)専務の宮坂恒太朗さん(39)も「ほんのちょっとの段差でも、店に入れない。障害を持った人が一人でも多く入れるようになればいいなと思う」と、障害を持った立場から思いを語った。

 「らくらく入店」できる店舗を表示する、原田さんデザインのロゴマークのステッカーも発表。日の丸をイメージした赤い丸の中、車椅子の人がスロープを上るデザイン。趣旨に賛同してバリアフリーに協力する店舗に無料で配布し、入り口など目立つ場所に表示してもらい定着を図る。

 原田さんは「どんなお店でも施設でも大歓迎。入り口にスロープを設置してくれるだけでいい。『やってますよ』『できましたよ』というお店からの声を待っています」と話し、バッジの製作も目指す。問い合わせは諏訪市原田泰治美術館内の事務局(0266・54・1881)。【宮坂一則】

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