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密輸のサルは新種? 成田空港でスーツケースから押収 カメやネズミも

成田空港で税関職員が見つけたガラゴ科ショウガラゴ属のサル。新種の可能性がある=成田税関支署提供

 絶滅の恐れのある希少なサル2匹を密輸入しようとしたなどとして、千葉地検は11日、東京都中野区江原町、塗装建設業、高西健也容疑者(40)を関税法違反(無許可輸入未遂)で起訴した。成田税関支署が専門家にサルの鑑定を依頼したところ、種を特定できず、新種の可能性があるという。

 起訴状によると、2018年9月10日、バンコク発の航空機で成田空港(千葉県)に到着し、税関の許可を受けずにサルとカメ、ネズミ、トカゲ計17匹を輸入しようとしたされる。

 税関によると、検査のためスーツケースを開け、動物を見つけた。サルは2匹とも体長約15センチで、性別不明。ガラゴ科ショウガラゴ属まで判明したものの種を特定できず、鑑定した専門家から「初めて見た。日本で確認されておらず、米国の大学に照会しても分からなかった」と回答があった。現在は国内の施設で飼育されている。

 高西被告はバンコクの市場で購入されたサルなどを10万円の報酬で日本まで運ぶように依頼されたといい、「日本に持ち込めないことは分かっていた」と供述している。

 ショウガラゴ属のサルはアフリカに生息し、絶滅の恐れがある希少種のため、ワシントン条約で取引が禁止・規制されている。日本モンキーセンター(愛知県犬山市)によると、後ろ脚が非常に発達し、機敏に動く。ジャンプ力に優れ、長いしっぽでバランスを取る。夜行性で目が大きいのが特徴という。

 分類学的な研究の進展で遺伝子などを調べたり、交通の発達によってアフリカや南米の熱帯地域で調査が進んだりしているため、サルの新種は年間5種類ほど報告されている。【中村宰和】

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