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日本人名のローマ字表記 「名→姓」定着は西洋人コスプレ?

名→姓のローマ字表記が確認された「幕末洋学者欧文集」(1865年)の表紙=江利川春雄教授提供

 日本人名のローマ字表記は「姓→名」の順で――。柴山昌彦文部科学相や河野太郎外相が先月、この順番を国内外で浸透させると表明し、議論を呼んでいる。本来の名前をひっくり返す「名→姓」の順が定着している現状を踏まえ、「これまでの慣行がある」(菅義偉官房長官)と慎重意見も根強いからだ。そもそも、日本では「名→姓」はいつから使われ、なぜ定着していったのか。専門家とともに、歴史をたどってみた。【牧野宏美/統合デジタル取材センター】

 まず、一連の騒動を振り返りたい。柴山氏は5月21日の記者会見で、ローマ字表記を姓→名の順にするよう都道府県などへ通知すると表明した。文化庁の国語審議会が2000年に「言語や文化の多様性を意識し、生かしていくべきだ」として姓→名を推奨する答申を出したものの、浸透していないことを理由に挙げた。

 河野氏も同日の記者会見で「新しい令和の時代になり、東京五輪も控える。(6月下旬の)主要20カ国・地域(G20)首脳会議なども控える」と指摘。中国の習近平国家主席や韓国の文在寅大統領についても多くの報道機関が姓→名と表記しているとして、安倍晋三首相も「Abe Shinzo」とするよう各国の報道機関に要請すると宣言した。

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