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私だけの東京・2020に語り継ぐ

「古典酒場」編集長・倉嶋紀和子さん 昼酒ほっとく懐の深さ

 まだ出版社でモータースポーツ誌の編集をしていた当時、徹夜明けの仕事帰りでした。前を通りかかったこの西荻窪の居酒屋さんで、明るいうちから一杯ひっかけているおじさんたちを見て、「いいなあ、自分もこの中に入りたい」と思ったのが、今に至るきっかけでした。

 それなら仕事にしてしまおうと、各地の酒場を紹介する雑誌を創刊したのが2007年。当時は女性1人で酒場に行くことがまだ珍しく、取材交渉に行ったお店でお客さんにじろじろ見られ、「そんな仕事をさせる上司には俺が文句を言ってやる」なんて言われたこともあります。今ではあちこちのお店で昼間でも1人飲みの女性を見かけますから、この10年ほどですっかり変わったなあと思いますね。

 でもこれは東京だからこそです。16年に故郷の熊本で地震があった後、地元の酒蔵を応援する雑誌を作りましたが、あちらでは男性でも昼酒にはまだ抵抗があるんですね。「日が高かけん、飲んだら恥ずかしかばい」って。ああそうか、自分はだいぶ昔にその感覚を忘れてしまったなあ、と反省しました。

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