リニア中央新幹線

大井川水量減少 知事「不安払拭が先」 開業予定縛られず協議 あす現地視察 /静岡

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13日の現地視察で「生態系の破壊が進んでいないか見たい」と語る川勝平太知事=静岡県庁で
13日の現地視察で「生態系の破壊が進んでいないか見たい」と語る川勝平太知事=静岡県庁で

 リニア中央新幹線の建設工事で大井川水系の流量減少が懸念されている問題で、川勝平太知事は11日の定例記者会見で、JR東海の金子慎社長らが品川-名古屋間の開業の遅れを懸念していることについて「大井川の水資源に悪い影響を生じさせないか、不安払拭(ふっしょく)が先」と述べた。JRが目指す2027年の開業予定に縛られずに流量減少対策や環境問題の協議を続ける意向を示した。【山田英之】

 品川-名古屋間で、南アルプストンネル静岡工区の本体工事は唯一未着工になっている。現在、作業員宿舎の建設など準備工事が進められている。川勝知事は13日、有識者らと現地視察を予定している。

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