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文学に陰あり

宮脇俊三「増補版 時刻表昭和史」 松江、敗戦直後の別天地 /島根

 鉄道紀行を文学に昇華させた作家、宮脇俊三(1926~2003年)が主に書いたのは、何時何分に何駅から何という列車に乗り、何駅で乗り換えて……という淡々とした乗車記録である。代表作の「時刻表2万キロ」(1978年)も「最長片道切符の旅」(79年)もそう。それなのにレールの継ぎ目を刻む鉄輪の音が聞こえるだけでなく、読み手の私のあの日あの時のさまざまな個人的記憶が発動されるのだ。

 「時刻表昭和史」(80年刊)の冒頭は、東京育ちの宮脇少年が、渋谷駅の小荷物窓口の下に<一匹の老犬が…

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