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記者の目

豊島将之新名人が誕生 将棋ソフト研究で頂点に=新土居仁昌(大阪学芸部)

4連勝で名人位奪取を決め、感想戦に臨む豊島将之新名人(左)。右は佐藤天彦名人(当時)=福岡県飯塚市の麻生大浦荘で2019年5月17日、田鍋公也撮影

新土居仁昌(にいどい・ひろあき)

 将棋の第77期名人戦七番勝負は挑戦者の豊島将之王位(29)が4連勝で佐藤天彦名人(31)=いずれも当時=を圧倒した。豊島新名人は全8タイトルのうち棋聖も併せ持つ現役最多の3冠となり、将棋界の頂点に立った。他の棋士との研究会には参加せず、人間よりはるかに強くなった将棋ソフトを使った研究に没頭する日々。その成果が表れた名人戦だった。多くの棋士がソフトでの研究に力を入れている中で、豊島名人は頭一つ抜けた。単にコンピューターの指し手をなぞるのではなく、ソフトの生かし方に最も優れた棋士と言える。

 決着局となった福岡県飯塚市での第4局。佐藤名人の師匠の中田功八段(51)は対局前夜、「ここまで全て序盤で苦しんでいる。研究で行き詰まっているのだろうか」と心配顔だった。そして、攻め合いに敗れて失冠した佐藤名人は、インタビューに「先手(豊島)の玉の形が広く、勝ちにくいと思っていました」と振り返った。逆に言えば、豊島新名人は自分が勝ちやすい形に持っていく技術で勝(まさ)った。将棋界の覇者交代に高揚す…

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