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オーストラリアのモリソン政権が太平洋諸国での存在感を高めようと地域での外交を加速している。モリソン首相は3日、訪問先のソロモン諸島で、今後10年間で総額2億5000万豪ドル(約188億円)の資金援助を行うと発表した。開発が遅れるインフラ整備に充てられる。ペイン外相も3日からフィジーを訪問。地域では近年、経済支援をてこに中国が影響力を強めており、豪州が盛り返しを図っている。
モリソン氏は5月18日に行われた総選挙で再任された後、最初の外遊先としてソロモン諸島を選んだ。同月末に出した声明で「太平洋地域は豪州の戦略的展望の前線であり中心だ」と述べ、重視する姿勢をアピール。支援策には豪州での労働の機会の提供なども盛り込んだ。
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