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検証

留学生、所在不明1600人 東京福祉大の募集一部認めず 文科省、管理強化

机が並ぶすぐ隣にトイレがある東京福祉大の「教室」。講義中でも関係のない留学生が出入りするという=東京都北区で(文部科学省提供、画像の一部が加工されています)

 文部科学省は11日、東京福祉大(本部・東京都豊島区)で2016~18年度の3年間に計1610人の留学生が所在不明になっているとの調査結果を公表した。うち8割が、定員の上限がない「学部研究生」で、日本語能力を十分確認せずに受け入れていた可能性がある。文科省は「責任重大」として、学部研究生の新規の受け入れを当面認めないことを決め、私学助成金の減額や不交付も検討する。再発防止のため、文科省と出入国在留管理庁は、在籍管理が不適切な場合に処分を厳格にするなど管理を強化する。【金子淳、水戸健一、伊澤拓也】

 「友人に『入りやすい』と聞いた通りだった。筆記試験がなく、面接で、学費の支払い方法や卒業後の希望を聞かれただけで合格できた」。東京福祉大を今春卒業したネパール人の元学部研究生、ウプレティさん(31)はずさんな入学者選考の実態を打ち明ける。文科省によると、ウプレティさんが受けた学部研究生の入学者選考では3502人のうち3294人が合格し、合格率は約94%だった。

 学部研究生は1年で正規課程(学部)へ進学することを前提に、教育に支障のない日本語能力を持つ留学生を対象にした入学枠。文科省の調査では、東京福祉大の学部研究生は15年度は39人(全体の留学生1403人)だったが、16年度に1201人と急増し、18年度は2656人で全体の留学生5133人の半数以上を占めた。

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