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免疫不全症、治療に不安=答える人・野々山恵章教授(防衛医科大学校・小児科)

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 Q 免疫不全症、治療に不安

 低ガンマグロブリン血症の患者です。検査結果は原因不明。ガンマグロブリン定期補充療法を受ける可能性もあり、経済的負担や安全性が心配です。(埼玉県、女性、55歳)

 A ガンマグロブリン補充、安全性高く

 遺伝子の異常などで免疫が低下している病気を「原発性免疫不全症候群」といいます。国指定の難病で、約300の病気に分類されます。この女性の場合、他の免疫に問題がないか検査をして、ガンマグロブリンの低下だけなら「分類不能型免疫不全症」の可能性があります。多くは小児期に発症しますが、成人期にも発症する場合があります。

 ガンマグロブリンは血液中のたんぱく質の一つで、ウイルスや細菌などから体を守る免疫の働きをします。この数値が低いと感染症を起こしやすく、肺炎や中耳炎などを繰り返します。重症化し、後遺症が残ることもあります。治療法としては、ガンマグロブリン製剤の定期補充療法を推奨します。感染症を予防でき、予後も良好になるからです。

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