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国家戦略特区ワーキンググループ(WG)の原英史座長代理が関与した規制改革案に「ヒアリング隠し」という新たな問題が浮上した。政府は情報公開と透明性の確保が特区制度の大前提と説明するが、審査過程の一部がブラックボックスにされていた。【杉本修作、向畑泰司】
WGのヒアリング実施状況をただした共産党参院議員の質問主意書に対し、政府は2017年6月と12月、提案者へのヒアリングは15年度に80回、規制官庁には161回などとする答弁書を閣議決定した。しかし、15年10月ごろに行われた真珠販売会社と水産庁に対する2件は省かれていた。
答弁書が虚偽であることが発覚すれば、責任問題に発展するからか、WG事務局の内閣府は取材に「ヒアリングを開催した事実は確認できなかった」と繰り返す。
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