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女の気持ち

青葉の季節に 兵庫県猪名川町・竹下福子(主婦・77歳)

 緑の風が木々の間を通り抜けていく。スーパーで買い物を済ませた私は、肩にバッグをかけ、手には買い物袋をぶら下げて、よたよたと歩いていた。

 橋の上に差し掛かろうとした時、向こう側から大きな声で、「福ちゃん!」と呼ぶ人がいた。近づくと、小学、中学、高校まで一緒だった同級生のTちゃんであった。「なんや、あんたかいな」。同じ町に住んでいたが地区が少々違うので、そんなに会う機会はなかった。時たま会うことはあっても、ゆっくりと話すことはなかった。

 橋の上で、車が通るたびにふらふらしながら30分以上話し込んでいたら、彼女が「どこかお店に入ろうな」と言った。私は「嫌!」と返した。近くにお店はなく、入るとすれば今出てきたばかりのスーパーしかない。

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