佐賀県知事 新幹線フル規格否定的 県議会で改めて「整備求めていない」

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 佐賀県議会の6月定例会が11日開会した。県は総額約67億5500万円の一般会計補正予算案や、佐賀空港(佐賀市)に深夜便を就航させるための条例改正案など計26議案を提出した。九州新幹線・長崎ルート(新鳥栖―武雄温泉間)の整備方式や同条例の改正などが議論の焦点となる。【竹林静】

 山口祥義知事は提案理由の説明で九州新幹線問題に関し、「地元負担を義務付けられる県が整備を求めていない中、前に進むことはあり得ない」と述べ、改めてフル規格での整備に否定的な考えを強調。県内市町にもフル規格整備に慎重な意見が根強いことも踏まえ、「さまざまな意見に真摯(しんし)に向き合い、県にとって何が一番望ましい姿なのかをしっかりと考えたい」と語った。

 県は、8月9~18日の夏季限定で佐賀空港に佐賀―羽田間の深夜便を就航させる方針だが、空港に近い福岡県柳川市は騒音などを懸念し反発している。山口知事は「首都圏での滞在時間をより長く確保でき、新たな需要の開拓につながる。通年での増便に向けたステップにしたい」と述べ、空港利用の活性化を図る姿勢を示した。同市は影響を抑えるため、ルート変更の付帯決議をするよう佐賀県議会に求めている。

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