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いわて人模様

「鮭の中骨」水煮缶詰作りに取り組む 早野くみ子さん(63) /岩手

早野くみ子さん

 30年以上も前の昭和の終わり、宮古で開発された鮭(さけ)の中骨の水煮缶詰。いち早く製造に取り組んだのが田野畑村漁業協同組合の浜岩泉浦女性部の人たちだった。東日本大震災の津波で設備一切が流され中断していたが、夢を求めて製造を再開した。その中心となるのが、女性部長に就任して3年のこの人だ。

 「おかずがなくても手軽に食べられる。村の土産品にもしたい」。女性部の誰もが再開を願っていた時、島越コミュニティセンターの調理室に圧力釜など必要な機材が導入された。震災復興事業の一環。こうして復活の缶詰を手にしたのは、昨年6月のことだった。

 10人ほどいる部員が都合の付く時に集まり、原料の中骨を包丁で切断する。中骨とは魚を三枚に卸した際の背骨。塩水と真水でよく洗って缶に詰め、水煮の味が付くよう薄い塩水を入れる。中の空気を抜いて圧力釜に90分ほどかける。調理室の壁には、そんな手順が張ってある。7月に本格的な販売再開を考えているが、しばらく置いて、缶の状態を確認する必要がある。膨張して、売り物にならない缶もあるからだ。

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