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シネマの週末・トピックス

ハウス・ジャック・ビルト

 タブーを恐れぬ鬼才として名高いラース・フォン・トリアー監督が連続殺人鬼を主人公にした新作を撮った。それだけで常軌を逸した過激な映画であろうと予想がつくが、実際に昨年のカンヌ国際映画祭で拍手喝采とブーイングを浴びたという怪作である。

 1970年代の米ワシントン州在住の技師ジャック(マット・ディロン)が、道ばたで困っているところをしぶしぶ車に乗せてやった嫌みな女性を工具で撲殺。それを皮切りに凶行を繰り返すジャックの12年間に及ぶ軌跡を追う。

 セックス依存症の女性の彷徨(ほうこう)を描いた前作「ニンフォマニアック」は2部構成の大長編だったが、今回も2時間32分とボリューム満点。自由奔放な技巧を駆使し、美術や建築などのウンチクを織り交ぜた語りの様式も前作を踏襲しており、全編何が飛び出すのかわからないスリルが持続する。極め付きはダンテの「神曲」に想を得た“地獄”のイメージ。戦慄(せんりつ)とブラックな笑いが入り交じるサイコパスの生態描写も…

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