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金言

日イラン 息づく詩歌=西川恵

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 安倍晋三首相がイランを訪問して、米国との仲介に乗り出せるのも、トランプ米大統領とのいい関係がテコになっている。これがマクロン仏大統領やメルケル独首相だったら「イランに肩入れする訪問」と米国に難じられただろう。

 イラン、昔のペルシャに、日本は懐かしさとロマンを感じてきた。正倉院にもペルシャ渡来の品々があるが、日本に現存する最古のペルシャ文書は1217年に中国に渡った日本の僧・慶政が、中国から持ち帰ったものだ。慶政は中国の福建省泉州の港で、南蛮風の3人の異人と出会い、師の明恵上人のお土産にと揮毫(きごう)を求めた。

 当初、彼らが書いた文書はサンスクリットの経文と思われていたが、20世紀に入ってペルシャ文字と判読さ…

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