ピッピだ。長くつ下のピッピだ。
「気候のための学校ストライキ」の提唱者、グレタ・トゥーンベリさん(16)を見たとき、ずっと昔に読んだ本の記憶がよみがえった。ピッピはスウェーデンの少女。そばかすと真っ赤なお下げ髪がトレードマークで、いじめっ子や、権威をかさに着ておかしなことを言う大人がいれば、こてんぱんにやっつけてみせる。「世界一つよい女の子」の痛快な物語は、小学生の私をわくわくさせた。
グレタさんもスウェーデンに暮らし、赤毛ではないけれどお下げ髪。昨年夏、温暖化対策に消極的な大人たちへの抗議行動を、たった1人で始めた。毎週金曜、学校を休んで国会前に座り込む姿に同世代の若者が共感し、ストやデモは100カ国以上に広がった。
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