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奈良・十津川温泉1週間ぶりに復旧 大雨で壊れたパイプ交換

1週間ぶりにお湯が出て「ありがたい」と語る「湖泉閣吉乃屋」の館主、植村賢一さん=奈良県十津川村で2019年6月14日午後1時39分、萱原健一撮影

 奈良県十津川村平谷で先週降った大雨による土砂崩れの影響で止まっていた十津川温泉のお湯が14日、1週間ぶりに復旧した。旅館などは2011年9月の紀伊半島豪雨時以来の開店休業状態だったが、関係者らは「本当にありがたい」と胸をなで下ろした。今月27、28両日には「第15回日本源泉かけ流し温泉サミット」が同村で開かれる予定で、源泉の湯を循環させない「かけ流し」の魅力を全国に発信していく。【萱原健一】

 7日に降った大雨で県道735号で土砂崩れが起こり、斜面が約20メートルにわたり崩れた。この影響で、温泉のパイプが壊れ、民宿や旅館施設などにお湯を供給できなくなった。土日曜を挟んだため交換パイプの調達に時間がかかったという。

 旅館「湖泉閣吉乃屋」の館主、植村賢一さん(50)は「お湯が止まっていた1週間は長く感じた。料理と同じくお客さんが楽しみにしているお湯が出ないのは、やはりさみしい。復旧は本当にありがたい」と笑みを見せた。同地区の地域交流センター「いこら」でも足湯のお湯が1週間止まった。センターを拠点に活動する地域おこし協力隊の大谷茜さん(33)は「お湯が出ないと気持ちも沈む。改めてお湯の恩恵を感じた」と話す。

◇今月末にはサミット

 今月末には十津川温泉ホテル昴(同村平谷)で「温泉サミット」が開かれる。十津川温泉郷は04年6月に全国で初めて「源泉かけ流し宣言」をし、翌05年に初のサミットが十津川村で開かれた。同村での開催は今回で3回目。

 ぬかびら源泉郷(北海道)や野沢温泉(長野県)、湯田川温泉(山形県)など「日本源泉かけ流し温泉協会」の会員らが全国から集まり、各地の取り組みなどを紹介し合う。27日は同協会の松田忠徳名誉会長が「人生100年時代の温泉とは」と題して基調講演する。聴講希望者は村観光協会(0746・63・0200)へ申し込みが必要。

 村の担当者は「かけ流し温泉を体験してもらえば、その効能を感じてもらえるはず。本物の温泉をアピールしていきたい」と話している。

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