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プラスチック危機

安価で丈夫なプラスチックは多くの製品に用いられ、20世紀半ば以降の暮らしを大きく変えた。一方で、2050年までに海に流入するプラスチックごみの総重量が、世界の海に生息する魚の総重量を超えるとの予測もあり、分解されずたまり続ける大量の廃プラスチックの問題が世界で懸念されている。「便利さ」追求の陰で広がる「危機」を現場から考える。

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プラスチック危機

G20閣僚会合 国際枠組み大筋合意 海洋流出データ集積

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 主要20カ国・地域(G20)エネルギー・環境関係閣僚会合が15日、長野県軽井沢町で開幕し、国際的な対策が急務の海洋プラスチックごみについて、各国・地域のプラごみの海洋流出量など基礎データを集積するための枠組み構築で大筋合意した。世界規模での発生や海洋循環のメカニズム解明を進める。【鈴木理之】

 議長国を務める日本が提案した。海洋プラごみ対策では初の国際的な枠組みとなる見通し。最終日の16日にエネルギー分野と環境分野を合わせた共同声明が採択される。

 海洋プラごみによる汚染状況については科学的研究が進む一方、川などから海への流出量や汚染のメカニズムは未解明な点が多く残る。原田義昭環境相は15日の会合で、問題解決には海洋汚染の全体像把握が不可欠として各国・地域に対し、それぞれが排出するプラごみ総量などのデータの定期的報告を求めることを提案した。

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