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沼野充義・評 『井上陽水英訳詞集』=ロバート・キャンベル著

 (講談社・2916円)

翻訳で歌詞の深層解き明かす

 アメリカ出身の日本文学者として高名なロバート・キャンベルと井上陽水。この組み合わせは何やら唐突で思いがけないものにも思える。キャンベル氏はもともと江戸時代の古典の専門家で、東大教授を経て、現在、国文学研究資料館の館長という要職にあるアカデミックな学者である。その彼が井上陽水の詩を縦横無尽に論じ、五〇編の歌詞を英訳したというのだから、わくわくする。いったいこの二人はどのように出会い、どんな本を生み出すことになったのだろうか。

 通読して期待は裏切られなかった。いや、驚くほど豊かで多層的な魅力に満ちた著作に仕上がっている。タイ…

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