メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

演劇

六月花形新派「夜の蝶」 雪之丞VS篠井、対比くっきり=評・小玉祥子

左から田口守の山下、河合雪之丞の葉子、篠井英介のお菊、喜多村緑郎の白沢=松竹提供

 昭和30年代の銀座で覇を競った二つのクラブ。その2人のマダムをモデルとして、映画化もされた川口松太郎の同名小説を原作に新派で上演されてきた作品を、成瀬芳一が新たに脚色、演出した。新派の河合雪之丞と現代劇の篠井英介という2人の女形がそれぞれのマダムに扮(ふん)する。

 銀座一と呼ばれるクラブ、リスボンのマダム葉子(雪之丞)は、京都から乗り込んできたお菊(篠井)が経営する京風のクラブ、おきくが開店早々から大人気で、心穏やかではない。葉子とお菊は過去に男性を争ったことがあった。お菊の後ろ盾で愛人であり、売り出し中の政治家、白沢(喜多村緑郎)を葉子も憎からず思っていた。

 東京オリンピック前夜の高度成長期の銀座で、野心に燃える水商売の女性、政治家や実業家が色と欲にまみれ…

この記事は有料記事です。

残り442文字(全文776文字)

おすすめ記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. オアシスのとんぼ 対韓輸出規制は、なぜ愚策なのか
  2. 「声が出なくなった」市川海老蔵さん、歌舞伎座を休演
  3. 「撤回まったく考えてない」 韓国と協議せず 経産相 輸出規制強化で
  4. 日韓 自分の物差しで相手をはかるな 「嫌韓」は危険
  5. 「未明に自宅で突然刃物で首を刺された」高2男子が被害 男は逃走 埼玉・蕨

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです