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神戸市民は家でカレーを作らない?
2016~18年、神戸市は市販のカレールーの購入量が全国47の都道府県庁所在地で最も少なかった。街を歩くとカレー店は多く、決して嫌いではないはず。いったいなぜか。
総務省の家計調査によると16~18年、神戸市の1世帯が1年間で購入したカレールーの量は平均1092グラムだった。約60食分に相当するが、1位の鳥取市(1898グラム)の6割に満たず、全国平均(1453グラム)と比べても4分の3にとどまる。最大手の「ハウス食品」(本社・東大阪市)の広報担当者は「神戸で売れていないとは知りませんでした。理由は分かりませんね……」と話す。
ルーを使わなくてもカレーは作れるが、香辛料専門店「神戸スパイス」を展開する輸入食品卸売「バシン・ホールディングス」(長田区)の担当者は「スパイスの人気は年々高まりつつあるが、神戸市民が特にスパイスからカレーを作っているという実感はない」と首をひねる。
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