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SDGsが掲げる17の目標の一つに「気候変動に具体的な対策を取る」がある。SOMPOホールディングスは、気候変動の影響を受けやすい東南アジアの農家に「天候インデックス保険」を提供している。
日本人にはなじみの薄い、この保険商品は、気温や風量、降水量など天候の指標が一定の条件を満たせば、保険金を支払う仕組み。これなら保険会社は、天候による被害を1軒ずつ調べるコストがかからないため、加入者に求める保険料の額を従来の作物保険に比べて安くできる。
同社が、この保険のように、気候変動のリスクファイナンス手法の研究を始めたのは2007年。「戦略的に予定を決めて動き始めたわけではありませんでしたが、タイ国営の農業協同組合銀行(BAAC)との協働で話が急ピッチで進みました」と、同社CSR室の堀幸夫課長は話す。
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