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詩歌の森へ

衣の文化の歳時記=酒井佐忠

 衣服は古代から現在までの文化に深くかかわっている。着物ばかりではない。普段着から最新のファッションまで、折々の時代の特色を端的に表すもの。そのような衣服の文化を詠んだ俳句を鑑賞する『衣(きぬ)の歳時記』(東京四季出版)が刊行された。著者は俳誌「春耕」「銀漢」同人の俳人で着付け師でもある我部(がべ)敬子。衣服の歴史と様々な人々の生活を知ることができるユニークな一冊だ。

 <編みかけの春のセーター婚約期>(多摩茜)。歳時記では「春服」に組み込まれていることが多いが「春セ…

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