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陸上イージス・アショア問題「泥沼」 防衛省の調査ミス

秋田で問題発覚後に行われた、山口県阿武町での住民向け説明会。防衛省職員(手前)に会場から厳しい意見が相次いだ=同町福田下で2019年6月14日午後7時9分、祝部幹雄撮影

 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備計画が泥沼にはまりつつある。配備先として陸上自衛隊新屋(あらや)演習場(秋田市)を適地とした防衛省の調査報告書の誤りと、その釈明をした住民説明会での職員の居眠りが、配備が閣議決定された2017年当初からくすぶる「地元軽視」との批判を決定的にした。岩屋毅防衛相が17日、佐竹敬久知事に謝罪したが、同省は同演習場を「唯一の適地」とする姿勢は変えていない。同省への不信は、西日本の候補地、山口県にも飛び火し、政府が目標とする24年度配備に黄色信号がともる。

 「どうもすみませんでした、本当に」。岩屋防衛相は秋田県庁で佐竹知事との面会が終了した後、向こう正面に座った知事の元に歩み寄り、机に手を突きながら深く頭を下げた。しかし、知事は険しい表情を崩さず、防衛相が立ち去った後の報道陣の取材に「謝罪と理解は全然違う。(防衛省は)マイナスからのスタートだ」と述べ、協議は白紙に戻ったとの県側の姿勢を強調した。

 調査データの誤りに端を発する防衛省の一連の不手際は、最悪のタイミングで起きたと言える。

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