「戦争だけはいけない 子どもたちに」半藤一利さん、初の反戦絵本

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初めて出版する絵本「焼けあとのちかい」について話す半藤一利さん=東京都世田谷区で2019年6月5日、宮本明登撮影
初めて出版する絵本「焼けあとのちかい」について話す半藤一利さん=東京都世田谷区で2019年6月5日、宮本明登撮影

 元「文芸春秋」編集長で作家の半藤一利さん(89)が東京大空襲から生き延びた体験を書いた絵本「焼けあとのちかい」(大月書店)が7月に出版される。多数の著書を執筆してきたが、自身の戦争体験を書いた絵本は初めて。「戦争だけは起こしてはいけないということを子どもたちに感じてもらえれば」と願っている。

 東京の下町に暮らし、小学生のころはメンコとベエゴマが大好きだった半藤少年。やがて太平洋戦争が始まり、中学2年の1945年3月10日に東京大空襲に見舞われた。

 B29爆撃機が焼夷(しょうい)弾を落とし、猛火と黒煙の中を逃げ惑った。次々と人が倒れて火だるまになり、半藤少年も川に落ちておぼれ死ぬような思いをした。なんとか生き延びた翌朝、焼け跡にポツンとたたずんだとき、胸に刻まれた思いがある。

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